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きょうはお友達のお誕生日のお祝いで、お友達の彼氏さんと自分の三人でケーキを食べてきました。
自分と仲のいい二人でだいぶんほんわかしてきました。いや~癒されるカップルを見るのはいいですね。
何か…眩しいよ…(遠い目
そういえば、今週末友人が我が家へやってきます。みっちりフォトショを仕込んでもらいたいですが、きっと他のやることが立て込んでいるので焼肉食べて終わりになったらどうしよ…
友人が来るといつも思うこと…今一番欲しい物は、IHクッキングヒーターです。(実用的だな、おい
鍋とか美味しい時期になりますね。あーつくね食べたい><
それでは、第三夜。
「さあ、もう泣かないで。おばあちゃんはね、死んじゃうんじゃないのだから。」
継承の門へと向かいながら泣いているその子に囁くように言った。
「おばあちゃんはね、女神様の所に行くのよ。でも魂は貴方の妹が持ってるの。だから死ぬのじゃないわ。」
最後のおめかしとばかりに使った化粧筆のお陰で、私は少女の姿だった。
最初から決めていたのだ。
この世界から自分がいなくなる時、すなわち孫が生まれる時は最初に私が”ここ”に来た姿でいようと。
自分の始まり。
神殿街の階段はいつもは長く感じたが、もう目の前だ。
「ここに来るのも、もう最後なのね。」
門に着くと、見覚えのある二人がいた。
「折角だからお見送りしようと思って!」
そう言ってくれた若い二人は、明るい笑顔を見せてくれた。
そうだ、悲しんでばかりはいられない。きっと心の奥底自分自身がいなくなってしまうことが名残惜しく、知らないうちに沈んでいたのではないかと改めて認識させられた。
「樹苺さん、”いってらっしゃい”ですね。」
そう言ってくれた二人に何かが吹っ切れた気がした。
「…えっぐ…うぐ…」
まだ泣いている兎苺の息子をなだめるようにして言った。
「大丈夫よ、さよならじゃないんだから。行ってきますでしょう?」
「…うん…」
こくりと頷いた彼の瞳からは涙はもう出ていなかった。
きっと、この子もいい子にそだつわ。
「じゃあ、記念写真撮ったら行くわね。」
「さてと…じゃあ、行ってきます。」
ありがとう。そして、行ってきます。
今まで有難う。
「お兄ちゃん!!」
「あ!!妹だ!!」
樹苺が門へと消えた後どれぐらいの時間がたっただろうか。
又泣き出しそうだった少年とずっと待っていてくれた若い二人の目の前に、少女が門から出てきたのだった。
「お兄ちゃん、おばあちゃんがね二人で仲良くしなさいねって。パパとママを大事にするんだよって言ってたよ」
海の色を汲み取ったようなブルーの瞳の少女は笑いながら言った。
髪の色は銀ががった暗いグレーでまるで龍の鱗の様だった。
「うん…大丈夫」
「お兄ちゃん、後で剣術教えて!!おばあちゃんがきっとおじいちゃんもパパも剣術得意だったから貴方も好きになるんじゃないかしらって!!だからやりたいの。」
賑やかな声に、樹苺はカビルハヤーの横で嬉しそうに微笑んだ。
「兎苺よりもおてんばさんだわ。」
「もう、いくぞ…よいか?」
「ええ」
眩しい光のゲートに入っていくと優しい風が頬を撫でた。
きっときっと、貴方の暮らしていく中には色々な素敵が見つけられるわ。沢山の素敵を見つけて、そしてあなた自身が沢山素敵になってちょうだい。
私の孫娘だもの。きっとできるわ。
完
言い訳…終幕
お付き合いいただき有難うございました><;文才の無さに溜息ばかりですね;
そしていささか、俺のターン!!エセポエマー発動!!になってしまってごめんなさい…
でも何だか、ちょっとすっきりしました。きっと樹苺も次に生まれてくるときまでゆっくり眠れると思います。
この様な駄文、駄作に長々と三回もお付き合いいただき有難うございました。
これからも兎苺・花苺を宜しくお願いします。
やっぱり誰しもが、継承での「次代の子への想い」、
「消えていくキャラへの想い」は、強いんですよね。
それを物語で表したい。
私然り、うちの翔竜、八凪然り、ジヴちゃん然り
もちろん、苺さんも。
私は、物語を書くことで
消えていくキャラへの別れと
そして次代の子への挨拶をしています。
そうしないと1つの儀式が終わらない気がするんですよ。
これを機会に、また物語を書いてみてください。
最初のくだりは、私にはちょっと恥ずかしかったですけどw