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剣攻撃楽しい!!花苺はどうやらおじいちゃんとパパの血筋が濃いみたいです(笑)
今日ギルチャで話していたんですが、美容院実装か、肌の色変えさせて欲しい…
花苺の肌を褐色にしたくてたまりません。ARIAのウテナさんみたいな髪色なんで全体的に白っぽいんですよね。褐色だと色合い的にしまるんだけどなあ。。。
そして以下から前回の続きです。
第二夜はじまり、はじまり。
「もう、冬になっちゃったわね。」
空気がもうひんやりとし始めた、初冬。
もう継承しないと、孫が待ってるわね。
「お母さん…」
「兎苺、そんな顔しないで。誰だっていつかは女神様の元に行ってしまうのよ。その代わり私の魂は永遠だから。ほら、あなたの中と生まれてくる孫にずっと残って、又それがずっとずっと続いていくのよ。」
娘は名前の通りに、兎のような真っ赤な目をしていた。
「小さい時はおてんばでどうしようかと思ったけど、お母さんだもんね。もう。ちゃんと、旦那さんと可愛い孫を大事にするのよ。」
「…わかって…る。お母さん、今までありがとう…」
小さく嗚咽が漏れるのが聞こえたけれど、聞こえないふりをして幼い頃にしてやった様に頭を撫でてやった。
そのまま娘は踵をかえすと、どこかへ行ってしまった。どうやら泣き虫はまだ治っていないみたいだ。
「さてと…」
大量の手荷物を整理しないとと思っていると、可愛らしい声が後ろから聞こえた。
「おばあちゃま!!」
先に生まれてきた私の孫だった。くりくりとした目が利口そうな男の子。
「あらあら、どうしたの?」
「パパがおばあちゃんに会っていでって」
「そうだったの…でもお顔を見ることが出来てよかったわ。」
ディープブルーの髪の毛を撫でると嬉しそうに笑ったその子を見ると、この世界から消えてしまうのが少し名残惜しくなった。
「じゃあちょっと、おばあちゃんは最後のお仕事をしてくるわね。」
お城に向かって、最後のお給料を貰い
斡旋所に行って、ミッションポイントを全て使い
今までの魂片を使って、AFを作り
銀行に手荷物を全て預ける。
「あら…困ったわ…」
GDを使っても収まりきらなかった荷物が鞄の中にまだあった。
「おばあちゃま!僕、持っておく!!」
このぐらいの年だと、お手伝いがしたいのよね、兎苺もそうだった。
「じゃあ無理はしないでいいから、持てる分だけ持ってもらえる?」
「うん!!」
おっかなびっくりだったが、どうやら全部もてたらしい。
過保護なのよ、と兎苺の愚痴が聞こえてきそうだ。
「まだ荷物持てる?」
「うん、平気だよ!!」
「じゃあこれ、おばあちゃんの忘れ形見だと思って大事にしてね。」
ミッションポイントで貰った触媒紙とベールと帽子。
魔法使いになるには一番使うであろう触媒紙と、砂埃がひどいときでも大丈夫な様なベール。あとはこの子に似合いそうだと作った淡いグリーンの帽子だ。
「…ありがとう…おばあちゃま…」
その子の瞳にはみるみる涙が溜まっていった。
「おばあちゃま…形見なんていやだ…」
肩を震わせて泣く少年に、幼い頃の兎苺を思い出す。
どうやら、母に似たらしい。少し嬉しくなった。
続く