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[PR] ソーテック 黒羊と樹上で見る夢 継承ものがたり 其の二 忍者ブログ
のんびりまったりベルアイルプレイ日記です☆
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こんばんは、苺です。すっかりリハビリが楽しくて仕方ない毎日をおくっております。
剣攻撃楽しい!!花苺はどうやらおじいちゃんとパパの血筋が濃いみたいです(笑)
今日ギルチャで話していたんですが、美容院実装か、肌の色変えさせて欲しい…
花苺の肌を褐色にしたくてたまりません。ARIAのウテナさんみたいな髪色なんで全体的に白っぽいんですよね。褐色だと色合い的にしまるんだけどなあ。。。
そして以下から前回の続きです。

第二夜はじまり、はじまり。















「もう、冬になっちゃったわね。」

空気がもうひんやりとし始めた、初冬。
もう継承しないと、孫が待ってるわね。

「お母さん…」
「兎苺、そんな顔しないで。誰だっていつかは女神様の元に行ってしまうのよ。その代わり私の魂は永遠だから。ほら、あなたの中と生まれてくる孫にずっと残って、又それがずっとずっと続いていくのよ。」

娘は名前の通りに、兎のような真っ赤な目をしていた。
「小さい時はおてんばでどうしようかと思ったけど、お母さんだもんね。もう。ちゃんと、旦那さんと可愛い孫を大事にするのよ。」
「…わかって…る。お母さん、今までありがとう…」

小さく嗚咽が漏れるのが聞こえたけれど、聞こえないふりをして幼い頃にしてやった様に頭を撫でてやった。
そのまま娘は踵をかえすと、どこかへ行ってしまった。どうやら泣き虫はまだ治っていないみたいだ。

「さてと…」
大量の手荷物を整理しないとと思っていると、可愛らしい声が後ろから聞こえた。

「おばあちゃま!!」

先に生まれてきた私の孫だった。くりくりとした目が利口そうな男の子。
「あらあら、どうしたの?」
「パパがおばあちゃんに会っていでって」
「そうだったの…でもお顔を見ることが出来てよかったわ。」
ディープブルーの髪の毛を撫でると嬉しそうに笑ったその子を見ると、この世界から消えてしまうのが少し名残惜しくなった。
「じゃあちょっと、おばあちゃんは最後のお仕事をしてくるわね。」

お城に向かって、最後のお給料を貰い

斡旋所に行って、ミッションポイントを全て使い

今までの魂片を使って、AFを作り

銀行に手荷物を全て預ける。


「あら…困ったわ…」
GDを使っても収まりきらなかった荷物が鞄の中にまだあった。
「おばあちゃま!僕、持っておく!!」
このぐらいの年だと、お手伝いがしたいのよね、兎苺もそうだった。

「じゃあ無理はしないでいいから、持てる分だけ持ってもらえる?」
「うん!!」

おっかなびっくりだったが、どうやら全部もてたらしい。
過保護なのよ、と兎苺の愚痴が聞こえてきそうだ。

「まだ荷物持てる?」
「うん、平気だよ!!」
「じゃあこれ、おばあちゃんの忘れ形見だと思って大事にしてね。」

ミッションポイントで貰った触媒紙とベールと帽子。
魔法使いになるには一番使うであろう触媒紙と、砂埃がひどいときでも大丈夫な様なベール。あとはこの子に似合いそうだと作った淡いグリーンの帽子だ。

「…ありがとう…おばあちゃま…」
その子の瞳にはみるみる涙が溜まっていった。
「おばあちゃま…形見なんていやだ…」

肩を震わせて泣く少年に、幼い頃の兎苺を思い出す。
どうやら、母に似たらしい。少し嬉しくなった。

                                            続く

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何か作ること
自己紹介:
オンラインMMORPGベルアイルにぼつぼつ出没してます。
現在ボーダーにて弓修行中の樹苺(四代目)です。
初代…樹苺(消滅)、二代目…兎苺(消滅)
三代目…花苺(裁縫修行中)
光130の弓遣い目指して頑張ります。あときこりを…
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